治療パターン・流れ

はりきゅう治療室なかやまでの治療方法

病気の状態から健康体になるには、休養・養生・回復する身体をつくることが大切です。治療で大切なことは、自分自身の回復する身体を強くすることです。痛い部分や症状の一面だけを治療しても、回復力が不足していると健康体にはなりません。鯖江市の鍼灸院の当治療室では、脉診や腹診、そして問診を中心に本経治療を行いますので、自然治癒力や治療効果が持続します。「経絡の虚」は働きが弱い状態、「経絡の実」は強すぎる状態で、虚実の診断は左右12か所の脉診で行い『証』を決めます。本経治療では、経絡の働きを調整します。(西洋医学の診断とは違います)
健康になる方向に身体が働きはじめて、回復力が増して自然治癒力が高まると考えています。初めの数回は内臓(自律神経)の慣らし治療です。

1 .全身調整(経絡治療)

手足の五行穴および五要穴を運用し、病の本態である経絡の変動を補瀉(ほしゃ)調整して、生命力の強化を図る治療方式です。これは三焦の原理、即ち生き抜く力、病を治す力を強化し、あらゆる生活現象を調整するので、経絡治療を特徴づける最も重要な治療方式です。即ち、生命活動の担い手である十二経路の働きが整えられる時は、その患者の生命力は旺盛となり、新陳代謝は活発となって細胞の自己更新は促進され、病苦の除去、疲労回復、成長、発育等が盛んとなる治療方式です。

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2 .全身調整(臓腑治療)

人体は常に内外の邪気によって冒されるので、十二経絡の気血循環にも大過不及のひずみを生ずる。そのため「正経に満溢(まんいつ)した気血を受けて排水路の如くその循行を補正する」という治療方式です。

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3 .標治法(局所治療)

標治法とは、表す病症や患者の訴えに従って、その局所に現れる所見に基づき、これに適応すべく加えられる治療方式です。
本治療法によって生命力が強化されるならば、総ての病苦病変は必ず取り除かれるはずです。しかし多彩な患者の中には、その主訴部や或いは所々に触診的に、または形態的に病変の甚だしいものもあります。
また患者の訴える病苦が激しいため、本治法のみでは直接効果が上げにくいか、非常に時間をようするものがありますから、これに標治法を加える必要があります。

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4 .新経絡治療(局所治療)

新経路治療の特徴
同名相応取穴法、刺絡治療、臓腑相応取穴法を統合した治療。

  • 1.経路のエネルギー調整を行うエネルギー医学
  • 2.手足の対応穴
  • 3.陰陽の経路を繋ぐ経路
  • 4.陰陽五行の曾祖母、祖母(相克)
  • 5.臓腑通治、表裏、同名、補強関係および本経(井穴)を使用。

治療効果の特徴
補強治療に強く、神経や血管の補強・再生を通して、
①CRPS、PHN、脊椎管などの難治性の疼痛に効果
②学習障害、うつ病、自律神経失調、パニック障害、認知症、脳卒中後遺症、脳性麻痺など中枢性疾患に効果
③耳鳴り・難聴、アトピー性皮膚炎、喘息、リュウマチ、癌、糖尿病、顔面神経麻痺
などの多く慢性の難病に効果がある優れた治療法であり、今後統合治療の内容を豊富化に寄付できます。

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5 .浅筋膜治療・神経筋促通治療

当治療室では、鍼を1~4㎜程度の刺鍼が一般的です。
その、1~4㎜程度のところに筋膜という皮下組織を包む膜があります。 そこに刺鍼する理由は、浅層のアナトミートレイン(特に浅い筋膜をつなぐ線路のようなもの)を意識して、対応穴に刺鍼することにより、痛みを緩和するだけでなく、姿勢保持や反射活動に密接に関係しているからです。 これまで経験的に行ってきた治療も、理論づけができるようになってきた新しい考え方です。

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